国破れて山河あり。
兵どもが夢の跡。
たこ焼きに例えるならば、
たこの部分なブログです。
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それは
広島に原爆が投下された日…
戦争の恐怖など
所詮は古い記録に過ぎない
その程度に揺さぶられる若者は
今の世には珍しい存在なのだ
つまりは
“いつもと同じ毎日の一部”でしかなく
つまりは
文化祭の劇の練習がある訳だ
午後一杯を練習に費やし
その後は
予定通り
海へ
花火をする為に
参加者
男女共に8人位ずつ
計16人位だった
よく集まるよな
みんな受験生なのに
んで
その16人のうち
ほとんどは
学校から一緒に徒歩で行ったんだ
40分くらい歩いて
だけど
一部
現地集合の人達がいて
彼らを待たずに
花火を始めてしまうのは申し訳なくて
海を向きながら
コンビニで買ったパンとか食べて
海に向かって走り出す人とかを眺めながら
時を過ごす
やがて全員集まり
花火が始まる
とは言うものの
あんまりはしゃぐつもりは
俺はなくて
むしろ花火に照らされる
みんなのはしゃぐ顔を見ながら
海と夜空と一つになりたい
とか思ってたんだけど
予想以上に早いタイミングで
お前もやれよとか
声かけられちゃって
まぁ手持ち花火を受け取り
砂浜に刺し
曇り空に吹き上がる星と
揺れる海に
見惚れてた
やがて
残るは
線香花火と
設置式の大きめのやつ
の2種類となる
最後は派手に終わろうという事で
まず線香花火に取りかかる
なんかやたらと多い
30本入の袋が
10個くらいある
アホになりそうだったから
数えるのは止めたけど
最初のうちは盛り上がるけど
流石に飽きる
砂浜に寝転ぶ俺
誰か一緒にロマン感じてくれる人
一人くらいはいるかと期待したけど
いないし
砂かけられるし
ちょっとポジショニング
ミスって
波の音遠いし
曇りで星見えないし
格好つかない俺
ようやく線香花火を消化し
いざ
取りのでかいやつ
火を点けるのは
クラスのヒロイン的存在の女の子
「私、危ないコト好きなんだ~」なんて
そんな台詞がアブナイ
点火
火花が華麗に舞い上がる
またちょっと
クサい事考えてしみじみしようか
とか
思ってたら
火が消えた
あっという間だった
もう終わりかよー
そんな叫びがちらほら
あっという間だっただけでなく
締まりがなかった
俺なんて
波打ち際にしゃがみこみ
湾の向こう側の夜景を眺め始める始末
んで隣に
男子来て
背中から声が聞こえる
「えーあれ超ロマンチックー
え?あれ両方男子じゃーん
なんだよー」
俺もがっかりだよ
女子来いよって思ったよ
その後
このどうしようもない雰囲気を
どうにかするべく
浜辺で輪になって座り
語り合おう
なんて流れに
最初
クラスの副委員長格の男子
失恋話
女子に回り
失恋話
その次の男子
失恋話
なんかもう
それしか許されない流れに
しばらくして
俺に回る
失恋話なら
軽い話でいいなら
いくらでもあるんだけど
流れが
センチでロマンチックな
ノンフィクションだったから
だいぶ困った
仕方なく
こんな話をした
小学校2年生の頃
好きだった女の子がクラスにいて
その子は
可愛くて優しくて
当時小二な俺からしてみても
守ってあげたくなる様な子だった
昼休みには
追いかけっこするくらい
仲良しで
(この辺りで女子陣から
「カワイイー」なんて言葉が出る)
まだ“付き合う”なんて概念は
分からなかったけど
“好き”っていうのは
なんとなく分かってた
ところがある日
俺の引っ越しが決まって
離ればなれになってしまう
引っ越し先にも当然
女の子はいたけど
それでも
その子の姿は
俺の中には残ってた
(この辺りで女子陣から「純情ぅー」)
時が過ぎ
高校一年生になって
クラス分けの記されたプリントを見ると
その子の名前が
(「えーすごーい。運命じゃーん。」)
残念ながらクラスは隣で
なかなか
話しかけるタイミングは掴めなかった
けれど
11月頃ようやく
友達の友達みたいな間柄で
話す事ができた
それで
「俺の事覚えてる?」って聞くと
「へ?」
「引っ越す前、同じクラスだったんだよ」
「えーごめーん。
全然覚えてないやー。」
なんて感じになって
所詮俺の運命なんて
こんなもんだったんだなって思って
その子の事は諦めてしまいました
って感じ
恥ずかしながら実話でした
俺にしては
上手い事喋れた
それもあってか
なかなか評判はよかった
他の人達も色々良い話してて
幼なじみがーとか
1週間早ければーとか
ひいじいちゃんがーとか
彼の好きだった音楽がーとか
そんな話をしてくれました
後半の方なんて
女子みんな涙でボロボロ
俺も涙腺危なかった
ウチの高校
浮かれた話少なくて
寂れてるなーとか思ってたけど
実は
それぞれ抱えてきたものはあったんだな
そう思うと
ちょっと久しぶりに
真剣な恋愛をしたくなった
軽い気持ちで尻を追うのは止めようと
まぁそんな事言ってもね
成就した例がないからね
別に期待しちゃいないんだけどね
不純な妄想はよそうと思うんだ
そうして結局
その場にいた全員が
語り終え
みんなセンチになっちゃって
これで帰るってなったら
明日以降死んじゃいそうで
どうにかしようってなって
俺の提案
海に向かって叫ぼうぜ!
却下
それでも案が出ないので
とりあえず
波打ち際まで移動
俺の提案
海に向かって叫ぼうぜ!
却下
それでも叫ばなきゃしょうがないし
円陣を組む事に
そして
僕らは
叫んだ
“文化祭成功させるぞー!”
“おー!”
やわらかい砂の感触
おだやかな波の音色
なつかしい潮の香り
手の届きそうな夜空
感じられるもの全てに
思いをぶつけた
息が続く限り
叫び続けた
途中で
なんで叫んでるのか
よく分からなくなった
それでも叫んだ
とにかく叫びたかったんだ
よく分からなかったなりに
そして
急いで走って逃げた
青さを馬鹿にされたくなかったのと
22時40分頃だったから
補導が怖かったのだ
すぐに荷物をまとめて
そのまま駅に向かった
中身のない会話をしながら
小走りで
明日からもいつも通り接してね
そんな確認ばっかりして
家に着いたのは11時40分くらい
流石に親に怒られた
クラスの文化祭の劇の練習
ずっと公園でしてたって
言っておいた
家に入る前に
スプレーで匂いは消したから
海で花火してた事は
隠し通せたはず
心のクサさまでは
どうしても消えなかったけど
広島に原爆が投下された日…
戦争の恐怖など
所詮は古い記録に過ぎない
その程度に揺さぶられる若者は
今の世には珍しい存在なのだ
つまりは
“いつもと同じ毎日の一部”でしかなく
つまりは
文化祭の劇の練習がある訳だ
午後一杯を練習に費やし
その後は
予定通り
海へ
花火をする為に
参加者
男女共に8人位ずつ
計16人位だった
よく集まるよな
みんな受験生なのに
んで
その16人のうち
ほとんどは
学校から一緒に徒歩で行ったんだ
40分くらい歩いて
だけど
一部
現地集合の人達がいて
彼らを待たずに
花火を始めてしまうのは申し訳なくて
海を向きながら
コンビニで買ったパンとか食べて
海に向かって走り出す人とかを眺めながら
時を過ごす
やがて全員集まり
花火が始まる
とは言うものの
あんまりはしゃぐつもりは
俺はなくて
むしろ花火に照らされる
みんなのはしゃぐ顔を見ながら
海と夜空と一つになりたい
とか思ってたんだけど
予想以上に早いタイミングで
お前もやれよとか
声かけられちゃって
まぁ手持ち花火を受け取り
砂浜に刺し
曇り空に吹き上がる星と
揺れる海に
見惚れてた
やがて
残るは
線香花火と
設置式の大きめのやつ
の2種類となる
最後は派手に終わろうという事で
まず線香花火に取りかかる
なんかやたらと多い
30本入の袋が
10個くらいある
アホになりそうだったから
数えるのは止めたけど
最初のうちは盛り上がるけど
流石に飽きる
砂浜に寝転ぶ俺
誰か一緒にロマン感じてくれる人
一人くらいはいるかと期待したけど
いないし
砂かけられるし
ちょっとポジショニング
ミスって
波の音遠いし
曇りで星見えないし
格好つかない俺
ようやく線香花火を消化し
いざ
取りのでかいやつ
火を点けるのは
クラスのヒロイン的存在の女の子
「私、危ないコト好きなんだ~」なんて
そんな台詞がアブナイ
点火
火花が華麗に舞い上がる
またちょっと
クサい事考えてしみじみしようか
とか
思ってたら
火が消えた
あっという間だった
もう終わりかよー
そんな叫びがちらほら
あっという間だっただけでなく
締まりがなかった
俺なんて
波打ち際にしゃがみこみ
湾の向こう側の夜景を眺め始める始末
んで隣に
男子来て
背中から声が聞こえる
「えーあれ超ロマンチックー
え?あれ両方男子じゃーん
なんだよー」
俺もがっかりだよ
女子来いよって思ったよ
その後
このどうしようもない雰囲気を
どうにかするべく
浜辺で輪になって座り
語り合おう
なんて流れに
最初
クラスの副委員長格の男子
失恋話
女子に回り
失恋話
その次の男子
失恋話
なんかもう
それしか許されない流れに
しばらくして
俺に回る
失恋話なら
軽い話でいいなら
いくらでもあるんだけど
流れが
センチでロマンチックな
ノンフィクションだったから
だいぶ困った
仕方なく
こんな話をした
小学校2年生の頃
好きだった女の子がクラスにいて
その子は
可愛くて優しくて
当時小二な俺からしてみても
守ってあげたくなる様な子だった
昼休みには
追いかけっこするくらい
仲良しで
(この辺りで女子陣から
「カワイイー」なんて言葉が出る)
まだ“付き合う”なんて概念は
分からなかったけど
“好き”っていうのは
なんとなく分かってた
ところがある日
俺の引っ越しが決まって
離ればなれになってしまう
引っ越し先にも当然
女の子はいたけど
それでも
その子の姿は
俺の中には残ってた
(この辺りで女子陣から「純情ぅー」)
時が過ぎ
高校一年生になって
クラス分けの記されたプリントを見ると
その子の名前が
(「えーすごーい。運命じゃーん。」)
残念ながらクラスは隣で
なかなか
話しかけるタイミングは掴めなかった
けれど
11月頃ようやく
友達の友達みたいな間柄で
話す事ができた
それで
「俺の事覚えてる?」って聞くと
「へ?」
「引っ越す前、同じクラスだったんだよ」
「えーごめーん。
全然覚えてないやー。」
なんて感じになって
所詮俺の運命なんて
こんなもんだったんだなって思って
その子の事は諦めてしまいました
って感じ
恥ずかしながら実話でした
俺にしては
上手い事喋れた
それもあってか
なかなか評判はよかった
他の人達も色々良い話してて
幼なじみがーとか
1週間早ければーとか
ひいじいちゃんがーとか
彼の好きだった音楽がーとか
そんな話をしてくれました
後半の方なんて
女子みんな涙でボロボロ
俺も涙腺危なかった
ウチの高校
浮かれた話少なくて
寂れてるなーとか思ってたけど
実は
それぞれ抱えてきたものはあったんだな
そう思うと
ちょっと久しぶりに
真剣な恋愛をしたくなった
軽い気持ちで尻を追うのは止めようと
まぁそんな事言ってもね
成就した例がないからね
別に期待しちゃいないんだけどね
不純な妄想はよそうと思うんだ
そうして結局
その場にいた全員が
語り終え
みんなセンチになっちゃって
これで帰るってなったら
明日以降死んじゃいそうで
どうにかしようってなって
俺の提案
海に向かって叫ぼうぜ!
却下
それでも案が出ないので
とりあえず
波打ち際まで移動
俺の提案
海に向かって叫ぼうぜ!
却下
それでも叫ばなきゃしょうがないし
円陣を組む事に
そして
僕らは
叫んだ
“文化祭成功させるぞー!”
“おー!”
やわらかい砂の感触
おだやかな波の音色
なつかしい潮の香り
手の届きそうな夜空
感じられるもの全てに
思いをぶつけた
息が続く限り
叫び続けた
途中で
なんで叫んでるのか
よく分からなくなった
それでも叫んだ
とにかく叫びたかったんだ
よく分からなかったなりに
そして
急いで走って逃げた
青さを馬鹿にされたくなかったのと
22時40分頃だったから
補導が怖かったのだ
すぐに荷物をまとめて
そのまま駅に向かった
中身のない会話をしながら
小走りで
明日からもいつも通り接してね
そんな確認ばっかりして
家に着いたのは11時40分くらい
流石に親に怒られた
クラスの文化祭の劇の練習
ずっと公園でしてたって
言っておいた
家に入る前に
スプレーで匂いは消したから
海で花火してた事は
隠し通せたはず
心のクサさまでは
どうしても消えなかったけど
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