届け、想いよ。

学年末考査も

受験間近という

タイミングの所為か



先生方も

少しは空気を読んで

論述問題を増やしてくる



論述は

満点を取りに行く場合

三角で泣かせる

敵に違いないが



赤点を避けたい場合

救いの三角をさしのべる

神になりうる



「授業で学んだ事、一年間の感想を書け」

１００字程度で

１０点

とか



卒業させたい

という

あちらの想いは

きちんと伝わってくるけれども



卒業したい

という

こちらの想いを

伝えるには一苦労



コミニケ苦手だって

言ってるのに

それすらも伝わらないという事は

やはりコミニケが苦手な所為か



抱き締めただけで

全て分かり合えたり

拳を交わすだけで

友情が芽生えたり

すればいいのに



縦しんば

俺が解答用紙と分かり合えたとしても

先生は

紙を殴ったりしないだろうな



想いというものは

ベクトルみたいなもの

かもしれない



二次元の世界では

平行でない限り

いずれ何処かで交じり合うけれども



三次元の世界では

交叉する方が稀だ



そういう共有点を

持つベクトルを

見つけるのは

一苦労だし

その共有点が

どこにあるのかすら

なかなか見つからない



だからこそ

見つかった時の感動は

大きいのだろうけど



とりあえず

あと１ヶ月は

採点者と分かり合えないことには

どうしようもないので



２月は

感動でいっぱいの月に

なりますように！