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国破れて山河あり。 兵どもが夢の跡。 たこ焼きに例えるならば、 たこの部分なブログです。
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初日は

朝6時過ぎに学校が開いてたという

情報があり



じゃあその時間から

準備を始めようと



その為に乗るべき電車は

なんと始発

人生で初めての経験でございます



予め買っておいた

喉飴も大量消費され

しかしそのお陰か

なんとか声は普通に出そうだ



父は徹夜で

日本vsバーレーンを観てたらしい

前半の時点では2-0で日本が勝ってた

サッカーの話ね



日曜の朝5時なんて

誰も起きてないだろうと思って

熱唱しながらチャリ漕いでたら

ちょくちょく

犬と散歩してる人がいて

ちょっと気まずかった



電車に乗ってみると

知ってる顔がちらほら

それだけみんな

文化祭に打ち込んできたんだな



意外と混んでる休日の始発で

がたんごとん

乗り換えようと下車すると

信号トラブル

高校まであと一駅という所で

電車が使えない



仕方ないので

徒歩で

オペラ座の怪人のサントラをBGMに

爽やかな朝を15分

言葉の壁を越えた感動を改めて受けた



そうして着いた学校

開いてない

3年生の女子がいっぱい群れてる

まぁ6時ぴったりだったし

しょうがない



そのまま昇降口前で

爽やかな朝を継続していると

部活の後輩と遭遇



2週間ぶりの再会で

和やかに過ごす

バスケの約束を再確認される

僕は勿論乗り気です



10分経ち

開く



クラスに乗り込むが

みんなやっぱりちょっと疲れ気味



とりあえず

仕事も無いし

のど飴を舐めまくる



ヒロインの

クリスティーヌ役の女の子は

でっかいマスクを着けてて

なんか痛々しい

声は出るけど

喉を大事にしたいって

ジェスチャーで言ってた

のど飴欲しい?って聞いたら

無言で笑顔でマスク外して

口の中ののど飴を見せてきた

そんな仕草に男の子は弱いです



そんな微笑ましい僕らを横目に

女子陣はメイクを始める



そしてやっぱり仕事の無い俺に

ちょっとしたサプライズが

これについては

そのうちまた語ろうか

今回はとりあえず

“びっくりした”って事だけメンション



びっくりなまま

良い時間になったので

ようやく声出しを開始



音楽部の少年に色々レクチャーしてもらい

びっくりを引き摺りながらも

いいテンションになってくる



そしてとうとう

一般入場開始



しかし

女子の身支度を始め

全体的に準備が出来てない



焦る



そんな中

いきなり台詞が増える

携帯の電源をお切り下さい的な

アナウンスを最初に入れてくれってさ

いきなり無茶だよ

これだから

“支配人”が

“支配され人”って呼ばれるんだよ



焦る焦る



第一公演はどうにかなったものの

第二公演で噛む

やっぱりそれは直前に増えた台詞で

しかも最初の台詞だから

お客さん苦笑だよね

フォローの入れ様も無く

ショックだったね



びっくりと焦りとショックを抱きながらも

色々知り合いが来る



そんな知り合い達と

各公演が終わる度に話し込むと

身支度がヤバい事に気付いたのは

結構ギリギリだった



公演を重ねる毎に

名演に磨きをかけていった俺達が

とうとう迎えた

ラスト公演

2日目第五公演

通算第八公演



華麗に助演男優を演じ切り

後は主演3人で盛り上げるクライマックス



エンディング5分前くらいに

感動の波が来た



夏休みとか色々思い出した

浜辺で語った事とかね



そしたら

自然と

目頭が熱くなった



部活引退の瞬間以来だったね

人前で泣けたの



後で聞いた話だと

クラスで最初に泣いたの俺らしいね

なさけねー

素直で宜しいけれども



そして感動のカーテンコール

気付けば号泣の俺

そして周りも



あの瞬間

いろんなものを共有できたと思う



遠足で一緒の班だった

当時全然仲良くなかったカルロッタとも

抱き合ったりして

ボトム3とか呼んでゴメンよ



お客さんがみんな引いた後

と言うか引く前もだな

最後のお辞儀が済んだら

もう俺達は役者じゃなかった

ただ泣く事しか出来ないコスプレ集団だ

それでも

ただ泣く事しか出来なかった



ひとしきり泣いた後

なんか笑えた

んで笑うと

なんか顔が弛んで

また涙出てきて



やり尽くしたーって感じ

涙を拭う気にもならない



舞台の上、裏、客席

各々好きな場所を

適当に陣取り

適当に過ごした



これまでを語り合ったり

演技を振り返ったり

劇中の曲を口ずさんだり



30分くらいして

校内にアナウンスが流れた

教室を片付けてください―的な



その頃までには

文化祭に於いて

何の役にも立たなかった奴らが

クラスに戻って来てて



そいつらが

放送聞くなり

何の感慨も無く

舞台を粉砕していくのは

なんか虚しかった



それを周りに感付かれたくなくて

俺もがむしゃらに両腕を振るった

人間らしさって醜いな



教室から文化祭らしさが

すっかり消え失せた頃

また放送が入る

エンディングの為に

体育館に集まれと



全校生徒が揃い

吹奏楽部の自己満ディズニーメドレーの後

とうとう

校内生徒と外部来場者の

アンケート結果による

各部門賞・大賞の発表が行われる



クラス結成当初から

大賞しか狙っていなかった

ウチのクラスは

装飾とか演劇とか学年とかの賞で

名前が呼ばれない度に

ほっと胸を撫で下ろす感じ

二冠三冠は出来ないシステムだったから



そして大賞の発表

司会者の声が響き

生徒の叫びが轟き

一斉に立ち上がり

抱き合ったクラス

それは

ウチのクラスだった



ってのは列の前の方だけで

ウェーブも真ん中辺りで

消滅してしまう

このやるせなさ



それでも大賞は大賞

嬉しいったらありゃしない



大賞のクラスは

体育館のステージで

ダイジェスト公演をやる

その為に3年生は

公演終了後も衣装を脱がない

8分の7のクラスにはそれも無意味だが



時間が限られているので

マスカレード

(みんなで踊る)



ポイントオブノーリターン

(主役3人でクライマックス)



カーテンコール

(みんなでお辞儀)

という構成に



マスカレード

俺は頑張ったけど

見えない所でミス多発だったらしい



ポイントオブノーリターン

3人が別々の旋律を歌って

調和させる

感動的な場面も

マイクが1本しかなかったせいで

なんかコメディチック



カーテンコール

皆苦笑しながらお辞儀



っていう感じ

これもまた良い思い出



その後はステージを降り

元の位置に戻り

全校で斉唱

スピッツの『チェリー』



飛んだり跳ねたり

笑ったり泣いたり

手を繋いだり肩を組んだりしながら

叫びながら歌う

まさに文化祭の締め括りに相応しい



当然の様にアンコール

そして完全燃焼の後

生徒達は散り散りに消えていく



そんな風景を

再びステージに上がって

記念撮影しながら見てると

また思う

やったな

って



最後に

ラウルと怪人と監督を胴上げして

半年間続いた文化祭は終わった



教室に戻り

よく滑る担任の

珍しくいい話を聞き



黒い空を這う稲妻の下

ふざけたり

からかったり

歌ったりしながら



ボーリングをやり



帰宅



寝る前に

ちょこっとメールやりとりして

翌日の打ち上げに備えて

昂りっぱなし気持ちのまま

灯りを落とした



長い長い文化祭が

あっという間に終わりました
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朝5時

BUMP OF CHICKENの「メーデー」

で目覚める



7時に学校に着き

声出しを始める

喉の調子は悪くない



休憩を挟みながら

声出しを続け

本番を迎え



たかったのだが



その前に

忌むべき伝統行事が控えていたのだ



その名も

PR合戦



クラスを始めとする各出場団体が

PRする為のイベントなのだが

下手をすると出し物より面白かったりする

出来損ないのお笑い番組みたいな

そんな行事



だがしかし

基本的に面白いのは

2年生まで



3年生は

中身で勝負するから

どうしても真面目なPRになりがちだ



そしてマイクラスも

女子が一人で脚本作ったPRだったのだが



直感した

これは滑る



しかしクラス内の評判が高過ぎたので

文句を言う事も憚られ



そして

俺は人生にまた一つ

汚点をつけた



PR合戦も終わり

クラスで準備を進める内に

一般入場開始



役者以外(エキストラとその他)は

客の呼び込みへ向かう



耳にはこんな言葉が飛び込んでくる

「やべぇよ入り切らないよ!」



そんなこんなで

最初は緊張

後輩もちらほらいる



だけど

人間ってやっぱり

慣れる生き物なんだな



第2~3公演は

特に緊張も無く



結局

一日通して

目立ったもミス無し



やったぜ

って気分のまま

中夜祭に突入



ウチの高校の中夜祭は

クラスTシャツのデザインとか

顔のデザインとかで

優秀なやつを適当に表彰しながら

メインのバンド演奏

ってスタイル



知り合いのバンドも出まくるってんで

ステージ最前列を確保



イベントが進むにつれて

最早宗教じみた盛り上がり



新品同様のクラスポロシャツは

汗で変色



叫び過ぎて

明日の公演で声枯れてたらゴメンね…

なんて言いながら



クラスで皆で倒れる



完全下校を告げるアナウンスが

校内に流れ



明日の成功を約束し

解散



家に着く前に

のど飴とカロリーメイトとウイダーを

買い足しておき



映画のオペラ座の怪人のサントラを

聴きながら

眠りにつく
前日準備が

ギリギリで終わり

そのまま

公開リハーサル



最初は入ってた

他クラスの連中も

自分の準備のために途中退出していって

クライマックスには

夏休みにあんまり

手伝いに来なかった

同じクラスの女子が3人だけ



それでも

そこの人々からは

超いい評価貰えたし

途中退出の奴らも

良かったって言ってた



さて

そんな公開リハーサル

実は録画していたのだが

その画像を見て反省会をしないか

という案が出た



しかし

ビデオカメラの画面では

20人同時には見られない

誰かの家でも

20人同時には上がれない



誰もが諦めようとした

その時



ウチのホテル来る?



は?

ウチのホテル?



実はそいつ

文化祭当日の朝練に間に合わないって事で

学校の近くのビジネスホテルに

部屋を取っていて

そこに来ないか、と



行ってみたそこは

シングルルーム

20人が寛げるスペースは無い



どうにか

女子10人程をベッドの上に詰め込み

男子10人程は立ち見



ビデオカメラをテレビに接続して

さぁ見よう



その瞬間

ノックの音が部屋に響く



ドアを開けると

男が一人

ボーイらしい



シングルルームに犇めく高校生20人を見て

流石に一瞬怯んだ様だったが

なんか怒られた



大勢で集まれば

自然と五月蝿くなるから

やめて頂けますか



みたいな事を言われた



ホテルに入る前から

他のお客さんの迷惑にならない様に

こっそりひっそり行こうって決めてて

事実そうしていたのに

やっぱり高校生って

社会的に信用無いんだなって思った



しかも

ドアの外で待ってますから

とか言われて

萎えの極み



女子の中の一部は

ホテル借りてた子が可哀想だよねーとか

申し訳ないよねーとか

流石女の子だなぁっていう気遣いをしてて

少し感心



でも

酷い空気になって

ご飯でも食べに行くー?とかなっても

明日劇あるしー…みたいな感じになって



大量に不安を残したまま

文化祭を迎える事に



夜は11時就寝

起床の5時に合わせての6時間睡眠

久しぶりに電気を消して寝る
部活の後輩から

プライベートで

バスケやりましょうよ

って誘われた



人数比

男:女=2:5

2年:3年=1:6



そんな感じ



同学年からですら

そんな事

提案された事なかったのに



後輩から

こんなに大事にされて

いいのかなぁ



とか

真面目に考えてたけど



よくよく考えてみると

「やりませんか?」

って言われただけで

日時も連絡来ないまま

延期されてるのか

俺だけハブられてるのかも

分からない状態



もしかすると

誘われた事すら

夢や妄想の類だったのかも



まぁでも

そんな想像してるだけでも

僕は幸せだよ
ミスタードーナツが

夏休み中に

セールやってて



ウキウキしてたら

値引き対象が

6品だけで

軽くショック



だけど

なんか新商品で

抹茶と小豆とポンデリングを

相和平均とった様なやつがあって



衝動買い



食べ歩き



美味



ポンデリング販売開始当初は

その魅力に気づかなかったけど

やっと分かった

美味しい



あの丸を

端からもしゃもしゃ食べていく感じが

快感だ



その上

抹茶と小豆

ラ・ジャポネーゼって感じ



心底

日本に生まれて良かったと思った

このまま

とことん日本色に染まろうと決心した



手始めに

地元で2年ぶりに開催される

夏祭りで

イカ焼き片手に花火を見上げようと

誓った



そして

当日



500円のイカ焼きのために

昼飯を抜き

部活の後輩に心配され



学校から帰り

地元に到着



気付く

唇が

荒れてるってか腫れてるってか

なんか痛い

って事に



こりゃあ

辛いもの駄目だわ



そう思い

イカ焼きを断念



代わりに何食おう

唐揚げ

たこ焼き

鮎の塩焼き

ステーキ

焼きそば

お好み焼き



…辛っ



じゃあ甘いものにしようか



わたあめ

りんごあめ



うーん

いまひとつピンと来ない



帰るか



ファイヤーエンブレムしようっと

っていう今年の夏
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