陸の孤島第四夜

朝が来て

体調は万全

何しろ12時間睡眠だ

周りの3倍近い

もう何でも来いって感じ



朝食後

スタッフの一人に呼ばれる

今日が実質最後の日だから

頑張ってくれ

今まで自分の指導が甘かった事は

痛感してるから

自分もこれから全力でいくから

…



的な

だが微妙に話が掴めない

どうやら

前日俺が寝てる間に

何か一騒動あったらしい

そういえば

お互いに

自分の夢について語り合う場が

あったらしい

俺は寝てたけど

若干悲しいな



ともかく

寝過ぎて元気が有り余ってるだけでなく

その上激励までされちゃって

もうやるっきゃないムードの俺



授業の集中力と言ったらもう

ファイヤーエンブレムで

敵アーチャーの群れの中に

隙を見てペガサスナイトを投入する時位の

音読とかもう

半ば叫んでるし

テストだってもう

ほぼ満点だし



この日を境に

受験生になったわ

俺



翌日に予定されている

修了判定テスト

目標はでっかく

9割



夜

エンドレスで自習が許可される

エンドレスってか

朝まで

俺も頑張る

音読しまくる



あの空間の異常さを再認識する

みんな各々音読してる

しかも学校の授業で

先生の後に続く様な

適当な音読じゃなくて

なんか熱が込もってる

あれは

俺もやらなきゃ

ってか

俺もやりたい

って気持ちになるよ



その後

ちょっと疑問点が浮かび上がり

先生の元へ向かう

説明もらうついでに

教材にサインもらった

“believe in yourself”って

書いてもらった

信じますとも

そしてそんな先生にも一言

I believe in yourself,too.と



斯くして

結局5:30位まで音読しまくり

完徹行けそうだったけども

それでテスト中眠くなったら

しょうもないと思い

仮眠をとる



メールをチェック

学校のクラスメイト

“お土産よろしく”

キャラ変わらないなぁ

俺がいなくても

世界は廻ってたんだな

ちょっと悲しくなったけど

そんな世界があった事を思い出せて

よかった

陸の孤島第三夜

体力も気力もなく

勉強漬けで

音楽も聴けず

そんな不満を共有できる程の

親しい友人も居ない

凄まじいストレスだ

遂に体調に影響が出た



頭が痛い

熱っぽい

ぼーっとする

鼻水が止まらない

症状から

アレルギーの進化形っぽいと考えられた



夕方までは頑張った

入浴タイム

いや風呂はまずいだろうと思い

少しでも仮眠をとっておこうと

布団の一部になってたら

スタッフが現れる

保健室で寝る様勧められる

そうする事にした



18:30から保健室で

寝

23:00頃起こされる

「あと15分くらい授業あるけど

起きられるか？」と

15分て

どないせいちゅうねん

結局

もう一眠りする事に



そんな自分が情けなくなって

ちょっぴり涙ぐんだ

俺は呑気に12時間睡眠するために

10万円払って4泊5日してる訳じゃない

って思って

翌日以降は頑張ろうと誓う



メールチェック

一件

母親

頑張ってるかー？的な

無視

陸の孤島第二夜

夜が明けて

硬めの枕も案外いいと思った

とは言え

体力も気力も割と限界

消化試合ばりのやる気で一日を過ごす

飯だけはちゃんと食ったけどね



そのまま夜になり

23:30

スケジュールには“クラス学習”とある

なんのこっちゃ

と思ってたら

全員食堂に集められて

スクリーンに映し出されたのは

NHKのドキュメンタリー番組

どこかの発展途上国が

急速に発展してきていますよ

皆頑張っているのです

みたいな

ムリ

起きてらんない

fall asleapどころじゃない

dive asleapしてた



その後2:00まで自習が許可されたけど

俺は布団に飛び込んだ

メールチェック

一件

後輩からライヴ告知

携帯を閉じ

瞼を閉じる

陸の孤島第一夜

初日

予備校の校舎に

7:15集合

普段学校に着く時間より1時間早い

それだけで死にそうだった

朝は3度寝しないと起きられないのに



到着

宿舎の発表がなされる

ぽぷら

かいけつゾロリかよ



バスに乗り込む

バスでは

英単語を延々と発音し続けるCDが流される

200語あって

リピートアフターアナウンスな感じだから

大体一回り8分

勘弁してくれよ



20周した頃

バスは停まる

サービスエリアだ

「ちょっと予定より早く

着いてしまいそうなのでー

ここでお昼ご飯を摂りましょー」

まだ10時なんですが

困るー

しかも軽くバス酔いしてて

食事は喉を通りそうにない



結局

休憩時間のほとんどを

外の空気を吸う事に費やし

バスに帰り

昼飯



ちなみに昼飯って言っても

定演の時

誰かが“俺宛て”にくれた

オランダ屋のお菓子

出費はなるべく少なく抑えたい主義で

案外腹膨れた



その後間もなく

バスは発車し

またあの発音の練習

もう嫌だと思った



そして宿舎に到着

なんか全体で

開講式とかするのに

俺の乗ったバスが

他の地方のバスより早く着いちゃったから

30分位待機

その間はまた発音のCD



ようやく開講式

そこでの話によると

我らがぽぷら

成績上位層しかいないって

うわぁー

やめてほしい

ここに間違って来ちゃった子がいますよー

って叫びたかった

けど

まぁどうせ

3人に1人は

俺と同じ事考えただろうなって

ポジティブに捉えてた



そして始まる

頻出アクセント200確認テスト

バスの中で散々やったやつ

結果は散々

英語の発音分かってたら

カラオケでELLEGARDEN歌うっつの

分かんないんだっつの

これから毎朝テストやるとの通告

勘弁してくれよ



そして始まる授業

担任の講師は

予備校のホームページにも

その名前が無い程の

こちらとしては

前情報が何もない状態の講師

不安たっぷり



しかしそこは

まぁ授業を受けてみて解決

分かり易いぜ

流石

漫画だけたまに面白い

ダイレクトメールで有名な

某通信教育の

早慶対策とかを担当してたり

大学生相手に英語教えたりする先生だ

見た目

大学生と言っても問題ない位若い

でも

言葉の端々から

積み重ねられた年月を感じる

30歳前位かな？

そのくらいの人



性格も若干女々しい感じで

俺も来年からあんな感じに

中学生人気を頂こうと思った



しかし授業は90分

普段学校の授業は45分

予備校の授業は1.5倍速で60分

とてもじゃないけど長い

大学行くのが嫌になった



授業が終わり

個別学習の時間

やってられるか

少し仮眠をとる



夕飯

まぁまぁ食った



入浴

待機時間は自習

風呂の順番は最後

ずっと自習してろってか

ぶーぶー



風呂

水しか出ない

寒い



テスト

↓

授業

↓

自習(音読タイム)

↓

テスト



やっと就寝時間

AM1:00

誰より早く寝たくて

部屋の皆の布団を敷いちゃうこの自主性

どうせ部屋の人は知らない奴しかいないし

メールチェックだけして

一件も来てなくて

やっと一日が終わり

寝る



書いてて思った

合宿ネタつまんねぇな

翌日以降は適宜省略しよう

陸の孤島～予告編～

なんか

予備校の

合宿といふものに参加してます



4泊5日

家族とこれだけ離れるのは初めてな気が

さみしくはないが



場所は河口湖

前日まで浜名湖でやると思ってて

「鰻パイ買って来るぜ！」

って豪語したのを

ちょっと後悔



英語漬けの日々を送り

ネイティブになる予定



眠すぎるので

合宿終わってから

まとめて報告しまふ