シーソーゲーム

男４：女６で

ボーリング大会



俺が一丁前に

スコアを１００に乗せた事とか

それでも

女の子に負けた事とか

くだらない話は

いくつかあるけど



俺は知ってるんだ

聞いてしまったんだ



ボーリングなんて

建前に過ぎなかった事を



本当は

ただ会いたかったんだという事を



そして

辛い結果が待っていた事を



嗚呼

儚いなぁ

茶チャー

昨日は

アルバイトデビュー



ａｔ

中学生の頃に

世話になった塾



敬称が

“先生”になった瞬間は

多少の快感もあったが

それ以上に

無駄に派手な服を着ている時の様な

落ち着かない気持ちになった



個人指導で

俺が受け持った生徒は

中３にして

ｂｅ動詞の疑問文が書けなかったり

学力困窮児っぷりを

存分に発揮してきたが

それなりに物分かりも良いので

これからの勉強次第かな



偏差値６９程度の進学校である

我が母校に合格した

俺のマブダチだって

中３の春までは

５教科で３００点超える事など

ほぼ無かった男だったし



新高３の春休み

つまり一年前の俺も

そんな感じだったし



仕事の方は

日頃から

愚妹と付き合っている所為か

案外順調



ただ

生徒の方が

（俺）－（勉強）＋（背）＋（顔）

みたいな少年で

根暗じゃないけど無口キャラだから

会話が途切れる

それが気まずい



そして

俺にコンプレックスを抱かせる



でも

いいんだ

俺は先生なんだから

アームストロング

小学２年生の時以来

初めての経験



女の子の家に

遊びに行くこと



遊びといっても

『魔法をかけられて』観たり

『チャーリーとチョコレート工場』観たり

ジグソーパズルしたり

テレビ観たり

食卓囲んだり

お話したり



特別なアソビをした訳でもないし

そもそも

男２：女４



みんなクラスの友達だし

別に

特筆するほどのこともないし



ただもう

のんびりできて

楽しかったよって感じ



今の俺にとっては

小さな一歩に過ぎない出来事



だけど

一昨日までの俺なら

きっと

すごくジェラってたに違いない



やっぱり

友達っていいなぁ



とか思うくらい

毒気が抜けまくってる

この季節

卒業旅行

一昨々日の話ですが



旅行と言っても

立案が遅れた上に

予定もなかなか噛み合わない為

日帰りですが



それでも

“卒業旅行”という体で

行われたイベント

総参加者は２１人



４０人のクラスとしては

まあまあな規模といった感じ



ａｔ

ディズニーシー



“楽しかったけど疲れた”か

“疲れたけど楽しかった”か

どちらかと言われれば

後者だと

胸を張って言える



かなり終盤まで

きっちり団体行動を貫き通せたし



いい写真も残ったし



アトラクションも

かなり乗ったし



アドレスも

交換できたし



これで

とりあえずは

高校生も終わり



さみしいなぁ

些細に辛い

高校生活を

制服の庇護の元に過ごし



思い返せば

シャツとジーンズの組み合わせに

頭を抱える事の無かった日々は

朝の余裕が３割増だった



大学生活への憂いの内

かなりの割合を占める

服飾問題



それを綺麗に拭い去ってくれる筈だった

画期的アイテム



スーツ



昨日コナカで注文をしてきた



相武紗季でも上戸彩でもなく

松岡修造を選んでしまったのは

立地条件があったとはいえ

悲しいが



こんな事に悲しむ

自分が悲しいが



兎に角

注文してきた



感想

こんな筈では無かったのに



その値段には

祖母から送られてきた

入学祝の全てが

ぶっ飛んだが



それはいいんだ



問題は

シャツとネクタイを

コーディネートするのに

お金がかかりすぎる事



スーツが細い系な為に

通常のネクタイが

太過ぎて合わない



そして

細い

イマドキのネクタイが

５０００円くらいする



シャツも

なんかライン入ってたり

色々オシャレ要素があると

５０００円くらいする



とても

大学生のお財布からは

出ない額



つまり

２日連続では

スーツを着れない

という事態



嗚呼予想外



塾講師になるのも辛いな



人生いろいろ辛いな